2026.10.13
放射線技術科学科
「放射線計測学実験」が始まりました
後期を迎え、2年次生を対象とした「放射線計測学実験」がスタートしました。この学生実験は、座学で学んだ放射線の性質や各計測機器の原理を、実際に自分の手を動かして検証し、実践的な知識として身につけるための重要な実習です。
実験に取り組む学生たちには、この実習を通じて多くの気づきを得てほしいと考えています。電圧のわずかな違いで計数値が大きく変動する様子を自ら確かめ、教科書の知識を現場で使える実感へと変えていくこと。そして、得られたデータを単なる数字として受け取るのではなく、測定回数やばらつきを考慮した「誤差を含む統計量」として論理的に捉える視点を養うことです。さらに、将来、診療放射線技師として医療現場に立つ際、患者様はもちろん医療従事者自身の安全を守るためにも、法令に則った正確な線量測定の重要性をしっかりと理解してほしいと考えています。
目に見えない放射線を正確に計測し、適切に評価する力は、安全な医療と精度の高い検査を支える土台となります。学生たちがこの実践的な積み重ねを通して、科学的な根拠に基づく判断力と安全管理への意識を着実に身につけていくことを期待しています。
(放射線技術科学科 金 珍澤)
「アルミニウム吸収板を用いたβ線の最大エネルギーの測定」について説明を受ける学生
γ線のエネルギー測定を行っている様子
X線透視室の漏洩線量を測定する学生
