医療機器のスペシャリスト、
「臨床工学技士」を育成
臨床工学技士として必要となる確かな知性と教養、医療現場で活躍するために必要となる医学の基礎・専門知識とともに工学の基礎知識を身につけた、優れた臨床工学技士および医療工学技術者を養成します。
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2024年度
国家試験合格率- 臨床工学技士 -
92.3%
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2024年度
進路決定率(就職・進学希望者)100%
開学以来11年連続
過去の国家試験合格率はこちら
2023年…… 臨床工学技士 100% / 進路決定率 100%
2022年…… 臨床工学技士 91.7% / 進路決定率 100%
2021年…… 臨床工学技士 84.2% / 進路決定率 100%
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4年間のカリキュラム

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1年次
医療人としての基礎力養成
社会人として必要となる科目を中心とした履修を行います。医学概論や解剖学、生理学、臨床生化学、医療倫理学など医療人として必要となる基礎医学系科目について、また臨床工学技士に必要となる応用数学や生体物性工学、臨床工学概論、医用工学概論なども履修します。
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2年次
専門基礎科目の修得
主に臨床病理学や臨床免疫学、臨床薬理学などの医学系科目とともに、医療機器の操作や管理に必要となる医用機械工学 や電気工学、電子工学、生体計測工学、システム工学、生体物性工学など医用工学系の科目で基礎知識を学びます。さらには、生体機能代行装置学や医療安全管理学などの臨床工学技士に必須の専門科目についても学んでいきます。
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3年次
専門科目の修得と臨床実習
医学系および医用工学系をもとに体外循環学実習や呼吸療法学実習、血液浄化学実習、医用治療機器学実習や生体計測装置学実習、臨床支援技術学実習を履修します。後期には大学病院などの大規模な医療施設で臨床実習を行い、学内で学んだ各種知識をもとに、臨床指導を受けます。
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4年次
専門科目の修得と卒業研究
医療人としての資質を高めるための専門科目に加え、臨床工学技士に必要となる総合チーム医療についても学びます。少人数のグループに分かれ、与えられたテーマについて議論します。また、4年間の集大成として卒業研究に取り組み、研究成果を報告します。
実力を高める充実した実習環境
人工心肺装置、人工呼吸器、血液浄化装置などの生命維持管理装置だけでなく、ペースメーカプログラマ、電気メス、除細動器、輸液ポンプ、パルスオキシメータ、各種医療機器の安全性を確認するための医療用計測機器などを多数揃えており、学内の実習等で利用しています。
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血液浄化装置
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内視鏡システム
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人工心肺装置
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除細動器
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血液浄化装置
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内視鏡システム
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人工心肺装置
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除細動器
多様な学びができる幅広い実習先

高度医療を提供する特定機能病院から、地域包括支援センターまで。各病院・施設の特徴に応じて多様に学べる実習先を確保。
あらゆる人々の健康課題に対する看護実践力を身につけます。
先輩メッセージ

MESSAGE01
チーム医療と自己成長の学びから
理想の医療従事者を目指して
医療工学科2年生
木村 心音さん
県立筑紫中央高等学校卒業(福岡県)
医療系の職業に興味があり、高校生の時に授業で透析業務を知ったことがきっかけで臨床工学技士について調べ、臨床現場において幅広く活躍できるところに魅力を感じました。
1年生では日々の講義で専門知識を身につけ、純真学やキャリア入門、キャリア形成論といった演習を通して他者との関わり方を学びました。また、様々な視点から自己理解を深めることで、将来医療従事者としての理想の人物像を考えることができました。
さらに、他学科と合同で医療連携についての講義もあり、各職業の専門性を理解し、チーム医療の重要性を共有することで他者と連携するスキルやコミュニケーションスキルを身につけることができます。不安なことも多くありましたが、SGや各科目の先生方に質問しやすい環境があり、同じ職業を目指す友人と励まし合いながら医療従事者を目指しています。

MESSAGE02
医療現場で活躍できる
臨床工学技士を目指して
医療工学科4年生
松藤 優太さん
市立博多工業高等学校卒業(福岡県)
元々医療系の職種に興味を持っており、数多くの職業がある医療職の中でも医師以外で生命維持に直結する仕事を行える職業が多くない中で、臨床工学技士は生命維持管理装置を操作・点検する医療職に魅力を感じたため、この職業を目指すようになりました。また、純真学園大学は4年間を通し、他学科と連携しながらチーム医療を学べるというところに魅力を感じました。
チーム医療にとって必要不可欠なコミュニケーション能力は、他学科の学生との交流やSG(スモールグループ)での先輩や後輩との交流、学内行事に積極的に参加することによって高めることができました。学習面では、工業高校出身という事もあり苦手分野が多かったですが、先生方が熱心に指導してくださるため少しずつ克服できていると感じます。また、医療現場での経験豊富な先生方の経験談も聞くことができ、とても為になります。同じ目標に向かって切磋琢磨しあえる仲間のおかげで充実した生活を送ることができています。将来はジェネラリストとして、ひとつの分野だけでなく色々な分野を極める臨床工学技士になりたいです。
学科長メッセージ
Message
絶えず発展する技術革新時代の
医療工学技術者を育成しています
医療工学科長/教授 金江 春植
現代の医療は高度な医療機器がなければ成り立ちません。本学科は“いのちのエンジニア”といわれている臨床工学技士および現代医療を支えている医療機器開発の技術者を育てており、多くの卒業生がすでに人工心肺装置、人工呼吸器、人工透析装置などの各種医療機器のスペシャリストとして手術室、集中治療室、透析室、医療機器管理室などの部署で活躍しています。
当学科の教授陣は、臨床工学技士をはじめ、ベテランの医師や工学研究の第一線で活躍している専門教員がそれぞれの専門性を活かして、基礎から高度な専門技術まで懇切丁寧に指導しています。
また、生命維持管理装置をはじめとする多種多様な医療機器・計測装置をとりそろえ、学内実習に利用しています。カリキュラムでは“人工知能学”など技術の発展を捉えた科目をいち早く取り入れ、最新のテクノロジーを学ぶことができます。
最新の医療機器や医療技術に関心があり、医学と工学を基盤に多様な分野で活躍したい人はぜひ純真学園大学医療工学科に来ていただきたいと思います。教職員一丸となって皆さんの夢実現のために全力で指導支援をします。