南区こども大学2026(小学生対象の公開講座)を開催しました
福岡市南区は周辺に6つの大学と短期大学がある文教地区です。南区とこれらの大学は2016年12月に包括連携協定を締結しました。そして、2017年に南区とこれらの大学が連携するイベントとして、それぞれの専門分野を活かして楽しみながら学べる小学生向けの体験講座『南区こども大学』がスタートしました。
毎年好評をいただき、今年度も6つの講座を開講しました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
■講座① 「おへその話」~自分のうまれたルーツをたどってみよう~【看護学科】
7月25日(土)、看護学科では母性看護学領域の教員2名と4年次生7名が、小学生と保護者あわせて19名を対象に「『おへその話』~自分のうまれたルーツをたどってみよう~」を開催しました。
参加してくれた子どもたちは、絵本や模型を使っておへそのルーツや役割、命の始まりについて学びました。臍帯(さいたい)や胎盤(たいばん)の模型に触れたり、胎児の心拍音を聞いたり、超音波画像や胎児模型を通して、おなかの中で育つ赤ちゃんの姿を体験的に理解しました。また、学生による紙芝居「うまれる」を通して妊娠から出産までの流れを学んだほか、新生児人形の抱っこ体験や心音の聴診、新生児の頭蓋骨ペーパークラフト作成にも挑戦しました。子どもたちは少し難しい作業にも熱心に取り組み、楽しんでいる様子でした。
さらに、保護者の方々からは、妊娠が分かった時や初めて産声を聞いた時の気持ちについてお話しいただきました。親子で生命誕生の神秘に触れ、命の大切さや家族のつながりについて考える貴重な機会となりました。
参加した小学生の皆さんが、この講座を通して生命の大切さを感じるとともに、看護師の仕事に興味や関心を持ってくれることを願っています。
■講座② 手あらいミステリーラボ~光るよごれを見てみよう~【看護学科】
7月28日(火)、看護学科では基礎看護学領域の教員4名と2年次生9名が、小学生25名を対象に「手あらいミステリーラボ~光るよごれを見てみよう~」を開催しました。
はじめに、福岡市保健所南衛生課の職員によるミニ講義で、手洗いの大切さや正しい手洗いの方法について学んだ後、手洗いトレーニングキット「グリッターバグ」を使って、手洗い後の洗い残しをブラックライトで観察しました。観察した結果をワークシートに記録しながら、洗い残しが生じやすい部位や、今後の手洗いで意識するポイントについて振り返りました。子どもたちは興味深そうに手の様子を観察し、楽しみながら正しい手洗いについて学んでいる様子でした。保護者の方々も演習を見学しながら、お子さまと一緒に結果を確認するなど、家庭での感染予防や手洗い習慣について考える機会となりました。
参加した小学生の皆さんが、この講座を通して正しい手洗いの方法や感染予防の大切さを学び、日々の健康づくりに役立ててくれることを願っています。
■講座③ 外科手術を体験してみよう!【医療工学科】
8月1日(土)、医療工学科では教員4名と2年次生7名が、小学生21名を対象に「外科手術を体験してみよう!」を開催しました。
参加してくれた子どもたちは、人工心肺装置やECMOなどの医療機器に触れた後、本物の手術着を着用し、お医者さんになった気分で記念撮影を行いました。また、内視鏡手術用鉗子を用いて飴玉を掴む外科内視鏡体験や、電気メスを用いた手術体験、除細動器の操作体験にも挑戦しました。その後、コロナ禍で大活躍したパルスオキシメータを用いた酸素飽和度測定体験を行いました。子どもたちはさまざまな医療機器に興味津々の様子で、楽しみながら医療の世界に触れていました。
医者や医療従事者になりたいといった夢を持って参加してくれた子どもたちもいて、参加した小学生の皆さんが、この講座を通して臨床工学技士の仕事に興味や関心を持ってくれることを願っています。
■講座④ X線の仕組みを学んで撮影して見よう!【放射線技術科学科】
8月10日(月)、放射線技術科学科では教員5名と2・3年次生13名が、小学生10名を対象に「X線の仕組みを学んで撮影して見よう!」を開催しました。
①おうちから持ってきたものをX線で撮影して見よう!では、参加者の皆さんが持参したラジコンや目覚まし時計などを一般撮影装置を用いて撮影し、材質の違いが画像の濃淡に与える影響の基本特性を学びました。また、撮影した画像をトートバッグに印刷して世界に自分だけの「オリジナルトートバッグ」を制作して配布しました。
②クイズに挑戦!箱の中をX線で見てみよう!では、箱の中にある野菜や果物などを透視装置を用いて撮影し、物体を破壊することなく内部構造をリアルタイムで観察できる基本特性を学びました。子どもたちは、箱の中身を楽しそうに予想しながらX線の仕組みや活用方法への理解を深めている様子でした。
参加した小学生の皆さんが、この講座を通して診療放射線技師の仕事に興味や関心を持ってくれることを願っています。
■講座⑤ 臨床検査技師の仕事を体験してみよう!~顕微鏡で見える検査の世界~【検査科学科】
8月19日(水)、検査科学科では教員2名が、小学生10名を対象に「臨床検査技師の仕事を体験してみよう!~顕微鏡で見える検査の世界~」を開催しました。
前半は、顕微鏡を用いて血液中のさまざまな血球を観察し、見つけた血球をスケッチしました。中でも見つけるのが難しい「好塩基球」を探すことに苦戦しながらも楽しそうに取り組んでいる様子でした。
後半は、血液と試薬を用いた血液型判定を行いました。血液に試薬を混ぜ、凝集の有無によって血液型を判定できる仕組みを学び、目の前で起こる変化を興味深そうに観察していました。
参加した小学生の皆さんが、この講座を通して臨床検査技師の仕事に興味や関心を持ってくれることを願っています。
■講座⑥ 病院の先生になってみよう~体の中を覗いてみると~【検査科学科】
8月20日(木)、検査科学科では教員2名と4年次生9名および大学院1年次生1名が、小学生9名を対象に「病院の先生になってみよう~体の中を覗いてみると~」を開催しました。
①②ブースでは、エコー機器を用いて頸動脈や腹部エコー検査体験を行いました。
③ブースでは、眼底検査機器を用いて参加者同士や親子で眼底検査体験を行いました。
子どもたちは、肉眼や鏡で見ることのできない体の中を観察して驚きつつも、楽しそうに検査体験に取り組んでいました。医療現場で使用される検査機器に実際に触れることで、体の仕組みや検査の役割について理解を深める機会となりました。
参加した小学生の皆さんが、この講座を通して臨床検査技師の仕事に興味や関心を持ってくれることを願っています。


