2025.12.25
看護学科
初めての病院実習で考える、患者の療養生活と看護師の役割― 基礎看護学実習Ⅰを終えて ―
本学看護学科の1年次生は、12月に「基礎看護学実習Ⅰ」を行いました。本実習は、患者との関わりを通して、療養生活の意義や看護の対象への理解を深め、看護師の役割について考えることを目的とした、初めての病院実習です。
学生は6月に実施された地域看護学実習で、地域で暮らす人々の生活や健康を支える取り組みについて学んできました。その経験を踏まえ、本実習では、病気や治療そのものではなく、入院という状況の中で、患者がどのような環境で過ごしているのかという視点を大切にしながら実習に臨みました。
実習では、患者の表情や行動、病床環境、看護師の声かけや援助の様子を観察しました。学生からは、
- 病院は、患者さんが毎日を過ごす生活の場でもあることを実感した
- ベッド周りが整っているだけで、患者さんが安心して過ごせることが分かった
- 声をかけるタイミングや言葉の選び方一つで、患者さんの表情が変わることに気づいた
といった声が聞かれ、具体的に考えを深めていました。
こうした気づきを持ち寄り、実習後には、学びの共有会を行いました。
