「高レベル放射性廃棄物の地層処分について」の勉強会を開催しました
2025年12月11日(木)5限、純真学園大学2号館講義室3にて、原子力発電環境整備機構(NUMO)広報部地域コミュニケーショングループの江崎久美子先生をお招きし、「高レベル放射性廃棄物の地層処分について」をテーマとした勉強会を開催しました。参加者は放射線技術科学科2年生、計82名でした。
今回の勉強会は、NUMOが主催する「地層処分事業の理解に向けた選択型学習支援事業(2025)」に応募し、採択された事業の一環として実施しました。また、原子力関連の仕事を知ることで将来の職業選択の幅を広げるキャリア支援の意味も込めています。
勉強会は2部構成で行いました。第1部では江崎先生からの地層処分に関する講義を全員が受講し、第2部では青森県六ヶ所村の施設見学予定者6名がベントナイト実験を体験しました。学生からは「普段聞けない話を聞けてよかった」「NUMOの活動を知れてよかった」などの声が寄せられ、地層処分への理解が深まり、安全性の課題を認識するきっかけとなりました。また、自分の住む地域の近くに最終処分場の候補地(佐賀県玄海町)があることを知り、驚きと関心を持った学生もいました。さらに、原子力関連の仕事があることを認識し、将来の進路選択肢として考える学生もいたことは大きな成果です。
第2部のベントナイト実験では、地層処分に重要な役割を果たすベントナイトを用い、水を封じ込める性質を体験しました。最後の質疑では多くの質問が寄せられ、高レベル放射性廃棄物の地層処分に対する興味と理解が一層深まる内容となりました。
本来は青森県六ヶ所村にある日本原燃の核燃料再処理工場の見学を予定していましたが、先日発生した地震の影響で訪問を断念しました。来年度、再度訪問を含めた本事業への参加を予定しています。
