講義の最終日には、各学科の学生がグループとなり
「各専門職の業務内容と役割、そして医療連携がなぜ必要か」
というテーマでプレゼンテーションを実施。
まだ1年次ながら、どのグループからもひたむきな熱意が感じられ、会場には“医療人としての芽生え”が確かに息づいていました。
発表後のフィードバックからは、チーム医療の重要性を自分ごととして受け止める多くの声が寄せられました。
学部・学科・大学院からのお知らせ

1年次IPE科目「医療連携の基礎」についてご紹介します
本学には、入学直後から“医療現場そのもの”に触れられる学びがあります。それが1年次IPE科目 「医療連携の基礎」 です。
この科目では、看護師・診療放射線技師・臨床検査技師・臨床工学技士を目指す学生が一堂に会し、4年間の学びの軸となるチーム医療と多職種連携の本質を、体験と実践を通じて学びます。
座学中心になりがちな1年次から、他職種の“リアルな役割”を体感しながら理解を深めることで、「患者さん中心の医療とは何か」「それを支える専門職はどう協働するべきか」という医療の根幹を考える力を育てます。
本学が目指すのは、資格試験に強いだけではない、“現場で信頼される医療人”の育成です。
授業内容 〜 現場を体感 〜
授業では、学生が自身の専門領域をいったん飛び出し、他学科の医療演習や体験型ワークショップに参加。
それぞれが異なる視点から医療にどう向き合い、どんな価値を提供しているのかを、手を動かし・耳を傾けながら体験しました。
このプロセスを通じて、他職種の仲間を尊重し、連携のための理解、すなわち “協働する力” を育んでいきます。
検査科学科学生が『看護学科の演習』を体験
医療工学科学生が『放射線技術科学科の演習』を体験
放射線技術科学科学生が『検査科学科の演習』を体験
看護学科学生が『医療工学科の演習』を体験グループ発表 〜 未来のチーム医療を語る第一歩 〜
講義の最終日には、各学科の学生がグループとなり
「各専門職の業務内容と役割、そして医療連携がなぜ必要か」
というテーマでプレゼンテーションを実施。
まだ1年次ながら、どのグループからもひたむきな熱意が感じられ、会場には“医療人としての芽生え”が確かに息づいていました。
発表後のフィードバックからは、チーム医療の重要性を自分ごととして受け止める多くの声が寄せられました。
学生の声 〜 学びが実感へ変わる瞬間 〜
こうした言葉こそ、この科目の価値を物語っています。
本学での学びが、“資格へ”“連携へ”“未来へ”とつながるスタート地点です。
今後の展望 〜 4年間で実践的連携を設計できる医療人へ 〜
本学では、1年次から4年次まで 途切れずつながるIPEカリキュラム を提供しています。
学年を重ねるごとに、他職種の理解 → 現場想定の課題解決 → 実践的連携へのアウトプットへと深化。
学生が卒業する頃には、現場で自ら連携を設計し、チームの一員として働ける医療人として活躍できる力を身につけます。
(IPE専門部会:和部崇洋)