2025.09.17
看護学科
【公衆衛生看護学領域】産業保健をテーマにした統合実習を実施しました
4年次生を対象に、公衆衛生看護学領域の統合実習(産業保健)を実施しました。10名の保健師課程を選考する学生が参加し「働く人々の健康と安全を守る」産業保健師の役割について、実践的な学びを深めました。
実習では、これまでの講義や演習で培った知識を基に、実際の職場環境や労働者の健康課題に向き合いながら、産業保健師としての支援のあり方を探求しました。企業診断(健康診断結果の分析を通じた健康課題の把握)やヘルスインタビュー(労働者への個別面談)を通じて、学生は自ら課題を見つけ、対応策を考える力を養いました。また、実習指導者による講義や現場での体験を通じて、予防的支援の重要性や、産業医・多職種との連携の意義についても理解を深めることができました。
実習を終えた学生からは、「労働者が安心して働ける環境づくりは、企業の生産性向上にもつながる。健康支援のあり方を改めて考える機会になった。」といった声が聞かれ、看護職としての姿勢に大きな影響を与える実習となりました。
この統合実習をもって、学生たちは4年間のすべての実習を終えました。
今回の統合実習を通じて、学生たちは保健師としての視野を広げる貴重な経験を得ました。これまでの学びが、国家試験や将来の看護職としての活躍につながることを心より期待しています。