2025.08.04
看護学科
【慢性期看護方法論】3年次生が患者教育シミュレーション演習を実施しました
看護学科3年次生が、「慢性期看護方法論」の授業の中で、慢性疾患を有する患者に向けた指導(患者教育)の演習を行いました。
学生らは、5月に患者さんの情報を正しく読み取るための演習を行っています。今回は、その情報をもとに学生それぞれが考えた「患者指導計画(指導案)」や「説明のための資料(指導媒体)」を使って、実際に指導を行いました。
演習の前半では、演習グループごとに発表する指導計画を話し合って選び、その中の1グループが模擬患者(教員)を相手に患者教育を実施しました。看護師役の学生は、最初緊張している様子も見られましたが、学生たちは丁寧な言葉づかいを意識し、患者の表情をよく見ながら落ち着いて説明しており、その真剣な姿勢がとても印象的でした。この様子は教室内に映像で共有され、他の学生もその映像を見ながら、「どうすればもっとわかりやすく患者へ伝えられるのか」などについてディスカッションしました。良かった点や改善点などを発表し、その後それぞれが作成してきた指導案を修正しました。それらを用いて演習の後半では、患者さんに安心してもらえる環境や接し方、説明の仕方などを一人ひとりが意識しながら患者教育を実施していました。
今回の演習で身につけた力は、9月から始まる病院での実習へとつながっていきます。実習では、入院中の患者さんに寄り添いながら、よりよい看護を届けられるよう、学生たちは着実に成長してくれることを期待しています。