令和7年4月2日、4日の2日間にわたり、看護学科4年次生を対象にBLS(Basic Life Support:一次救命処置)講習を本学で開催しました。
BLSとは、傷病者を発見してから救急車や医療機関につなぐまでの間に行う一次救命処置のことで、胸骨圧迫・人工呼吸による心肺蘇生とAED(automated external defibrillator:自動体外式除細動器)、窒息解除技術が含まれます。
この講習では、救命処置の基礎知識や技術を習得することで、国家試験に向けた対策や、就職活動を前にいのちと向き合う職業に就くことの覚悟につなげることを目的としており、今年度で3回目の取り組みとなります。
初日はBLS知識に関するweb試験、2日目は博多トレーニングセンターのインストラクターの方々を講師としてお招きし、実技試験を受験しました。その結果、4年生81名全員が「BLSプロバイダー」資格に合格できました(既取得者含む)。
この資格は、AHA(アメリカ心臓協会)公認の国際ライセンスであり、本学看護学科では大学補助による受験が可能です。今回取得した知識・技術を国家試験および臨床での実践に活かしていくことを目指しています。
学生からは「プロの講習を受けられてよかった」、「臨床や生活の中で役立てることができる知識・技術になったと思う」、「リーダー役をしてみて、目の前の人を助けるためにはコミュニケーションによって絶え間ない胸骨圧迫やチームワークが大切であると学んだ」などの感想があり、満足度の高い講習となりました。