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2024-04-09 お知らせ

大学院生が細胞検査士認定試験に合格しました

大学院保健衛生学専攻の斉藤姫卯さんが、細胞検査士の資格試験に合格しました


 本学検査科学科を卒業後、本学大学院保健衛生学専攻臨床検査学分野に進学した斉藤姫卯さんが、第56回細胞検査士資格認定試験(2023年度)に見事合格しました!
 細胞検査士認定試験は、合格率30%程度の非常に難易度が高い試験で、病院に就職し病理検査室で主に細胞診検査業務を5年ほど経験した臨床検査技師が合格する高レベルの試験と言われています。
 斉藤さんは、学部を卒業後大学院に進学し2年で細胞検査士認定試験に合格し、大学病院病理部に就職が決まりました。


 

細胞検査士とは

 細胞検査士とは細胞学的検査を行う資格を得た臨床検査技師のことです。主に病院の病理検査室で、患者から採取された体液や組織の一部等で標本を作製し、顕微鏡で細胞に異常な所見がないかを診ています。異常な細胞が現れた場所、形態によってがんの早期発見やステージ選択も可能です。
 近年では、細胞診標本を利用した遺伝子検査なども行われており、がん患者の治療選択にも貢献しています。
 

合格の感想・合格までのこと

 進学して1年8か月間、大学院の課題に取り組みながら細胞診の試験勉強に没頭しました。一筋縄ではいかぬ試験といわれるだけあって想像以上に過酷だったうえに、もともと勉強が得意ではなかったため、自分に自信がなく日々不安との戦いでしたが、周りの方々のおかげで一度も心を折ることなく頑張れました。
 技師の方が手厚くご指導してくださり、「お世話になった方々に良い報告がしたい」と思ったこと、さらに細胞検査士の働く姿を目の当たりにしながら勉強させていただいて「自分もこうなりたい」と思えたことがモチベーションを維持できた最大の理由だと思います。支えて頂いた方々には、本当に感謝しています。ある時には、YouTubeでモチベーション動画を見ることもありました。
 たくさんの方々に支えていただいて取得できたこの細胞検査士の資格は、一生の宝物になりました。細胞検査士は、なってからがスタートです。細胞検査士を含め病理検査室で働く皆様は博学で、それでも勉強し病理・細胞診と向き合う方々ばかりで本当に格好良かったです。日々変化する医療業界に対応できるよう私も学び、患者さんの役に立てるよう腕を磨いていきたいです。

 
斉藤姫卯さん、合格おめでとうございます!
今後の活躍を期待しています。

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