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2023-09-05 イベント

南区こども大学2023(小学生対象の公開講座)を開催しました

南区こども大学2023(小学生対象の公開講座)を開催しました

 福岡市南区は、周辺に7つの大学と短期大学がある文教地区です。南区とこれらの大学は、2016年12月に包括連携協定を締結しました。
 そして、2017年に南区とこれらの大学が連携するイベントとして、それぞれの専門分野を活かして楽しみながら学べる小学生向けの体験講座『南区こども大学』がスタートしました。
 毎年大変好評をいただき、申込受付開始とほぼ同時に満席となっていた本学講座ですが、今年度は1講座増やし、6つの講座を開講しました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
 

講座① 外科手術を体験してみよう!【医療工学科】

 7月29日(土)に医療工学科では、小学生20名を対象に「外科手術を体験してみよう!」の講座を実施しました。
先ずは、みんなでどのような医療機器を体験するのか説明を聞き、その後に各部ブースに班ごとに分かれ、手術着に着替えて記念撮影してみたり、手術着を来たまま人工心肺装置に触れ、電気メスでとり肉を切ってみたり、除細動の操作や酸素飽和度と体のいろんな箇所の体温を測定、内視鏡下手術用鉗子でモニターを見ながらブロックを取ってみたりして楽しそうでした。
 将来は、お医者さんになりたいからと参加した小学生や、低学年の児童も初めは積極的でなかったが最後にもう一度体験したいと言って医療機器に触れている所を見ると、この夏のいい思い出になってくれたのかなと思います。この体験から医療に関心を持ってくれて将来の仕事にして欲しいです。

 
 

講座② 飲みこみのメカニズムを知って、介護食をつくってみよう!【看護学科】

 8月5日(土)に公開講座「南区こども大学」を開催しました。この講座は、小学4年生~6年生を対象(保護者同伴)に、老年看護学領域の教員4名と看護学科4年生6名で「飲み込みのメカニズムを知って、介護食をつくってみよう」というテーマで行いました。
 講座の前半では、飲み込みのメカニズムについて視覚的に示しながら説明を聞いてもらいました。一生懸命ノートにメモを取りながら話を聞いてくれる小学生の姿が印象的でした。また、保護者の方と一緒に考える時間では、たくさんの意見を発表してくれました。
 講座の後半に入ると、3グループに分かれて、おかゆ、焼き鮭、味噌汁、みかんの4種類の介護食をつくりました。その後、自分たちが作った介護食をセッティングし写真を撮るなど、楽しみながら学んでくれたようでした。
 参加した小学生の皆さんが、こども大学をきっかけに看護の仕事に興味関心を持ってくれることを願っています。
 
 

講座③ からだの中の音を聞いてみよう【看護学科】

 8月5日(土)に、小学1~3年生を対象に、看護教員と看護学生による公開講座「南区こども大学」を開催しました。この講座は、病院で使う「聴診器」で、心臓の音、肺の音、腸の音を聞いてもらいました。
 心臓の拍動する数について人と動物と比較するクイズでは、グループ対抗で、元気よく答えてくれました。また、長い腸の中の色々な音の違いなどの体験を楽しみながら実践しました。からだの中の音は、心臓の音だけではなく、肺や腸の音も聞けたことに参加した小学生は、びっくりしており、さらに腸の色々な音があることが分かり、その音の違いにも「なんでかな?」と興味をもって質問していました。大学生が優しく教えてくれることがうれしくて、体の中の音について理解を深めながら、楽しい時間を過ごすことができました。
 保護者の方も見学をされており、病院で診察するときの聴診の理由が理解できたなど、親子ともども、からだの中の音に興味をもっていただきました。参加してくれた小学生の中には、将来は、科学者になりたい、看護師になりたいと言ってくれた子どもたちもいて、この体験が、医療人への道につながることを願います。
 
 

講座④ 臨床検査技師の仕事を体験してみよう!~顕微鏡で見える検査の世界~【検査科学科】

8月24日(木)に公開講座「南区こども大学」を開催し、小学生を対象に「 臨床検査技師の仕事を体験してみよう~顕微鏡で見える検査の世界~」
 (検査科学科)というテーマで行われました。参加してくれた小学生は8名、担当教員は4名で場所は3号館3階実習室で行われました。子供たちにまず、白衣に着替えてもらい、臨床検査技師の気分になってもらいました。前半の内容は血液の働きについての話から血液成分の話と続き、血液の中には色々な血球があるという話をしました。その説明をした後に、実際に顕微鏡を使って、赤血球や血小板、白血球を観察しました。参加してくれた小学生は初めて見る血液の世界に興味津々でした。後半のテーマは血液型でした。まず、血液型がどのように決まるのか、またそれをどうやって検査するのかという話をしてから、実際に手を動かして血液型の判定をしてもらいました。血球と試薬を混ぜるだけの簡単な手技でしたが、血液型によって血球が凝集したりしなかったりする様子に、参加してくれた子供たちはすごく興味を持ってくれていました。最後は全員、修了証書を受け取り、記念撮影をして無事終了となりました。

 
 

講座⑤ X線の仕組みを学んで撮影して見よう!【放射線技術科学科】

 8月24日(木)に、公開講座「南区こども大学」を開催しました。この日の講座では、小学生を対象に放射線技術科学科による「X線の仕組みを学んで撮影して見よう!」が行われました。
 こどもたちはわくわくした様子で白衣に着替え、元気いっぱい参加してくれました。講座①おうちから持ってきたものをX線で撮影して見よう!では、自宅から持ってきたものをX線撮影して「予想と違った!」とまじまじとX線写真を見つめていました。講座②クイズに挑戦!箱の中をX線で見てみよう!では、「難しい……!」と悩みながらもX線写真を見て箱の中身を予想しながら元気よく解答してくれました。参加してくれたこどもたちは、大変楽しそうにX線の不思議な世界を堪能していました。
 今回の講座に参加したことでこどもたちが実際に実験する楽しさを知り、X線だけでなく科学全般に興味を持ってもらえたら嬉しく思います。
 
 

講座⑥ 病院の先生になってみよう~体の中を覗いてみると~【検査科学科】

 8月25日(金)に「南区こども大学」が開催され、検査科学科では「 病院の先生になってみよう~からだの中を覗いてみると~ 」と題して実施されました。
 小学生達は白衣に着替えて、教員の説明を聞いた後に、超音波の機器を使って心臓やお腹の臓器を、本学の支援学生のサポートで実際に観察してみました。とくに心臓の超音波では、動いている心臓を実際に見ることができ、大変驚いた様子でした。また別のグループは、特殊なカメラを使って瞳の奥を撮影して、血管の様子を観察するなど、初めての体験を楽しんでいました。
 参加した小学生や保護者は、体の中が見える臨床検査の領域や検査機器に興味を持ってくれた様子で、多くの質問などもいただきました。大変有意義な時間を過ごすことができたのではと思います。
 

 

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