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2023-07-31 お知らせ

医療工学科 吉川 貴則 准教授が開発した小児用人工肺が学会で展示されました

2023年7月21日~23日に広島国際会議場で開催された、第33回日本臨床工学会における「医工連携企画 臨床工学技士による開発機器展示」において、医療工学科 吉川貴則 准教授が開発した、「小児用外部灌流型膜型人工肺」が展示されました。
本人工肺は、吉川准教授の研究テーマである「体外循環における脳および微小循環におよぼす影響」を工学的観点から、新生児・乳児の体外循環中の脳保護を目的として設計・開発され、従来の人工肺の設計思想を180度転換したものである。この人工肺により、脳循環に必要な炭酸ガスの値が安定するため、新生児・乳児体外循環中の子供たちの脳保護がより安全なもの近づくことが可能となった。現在、年間約300人の新生児・乳児の生命をつないでいます。吉川准教授は今後、医学的観点からの脳保護の研究を行っており、医学と工学の両面から社会貢献することを目指しています。
 
 
 
吉川 貴則 准教授(右)、稲葉 晃帆 助手(左)


中央:開発した人工肺   右:大人用人工肺
 

臨床使用中の人工肺

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