今年度より、純真高等学校の職業観育成プログラム：CAT（CAREER ADVANCE TIME）の授業を純真学園大学キャンパスで実施し、実際に大学で実施している授業への参加や技術演習を体験する機会をつくりました。対象は、純真高等学校2年生の保健医療系への進学を希望する生徒さんたちです。前期・後期の2回、それぞれ約4か月の間に18コマ（1コマ45分）の授業が展開されます。

　純真学園大学と純真高等学校は、同じ筑紫丘キャンパスにありながら、高校生が大学の授業に参加するのは、これが初めての機会です。初回の授業で、様々な医療職者の紹介、教育制度の違いやカリキュラムの説明を聴いた生徒さんたち。初めは緊張した面持ちの生徒さんたちでしたが、大学生と席を並べて授業に参加したり、シミュレーターやモデル人形を使った演習を実際に体験していくうちに、その瞳に輝きが増していくのが見て取れました。
　授業は一日に2コマずつ進み、医療職全般の授業内容から、看護学科、放射線技術科学科、検査科学科、医療工学科と、各学科の特色ある内容が順次展開されます。前期の授業に参加された生徒さんたちは、「これまで健康診断などで、看護師さんと診療放射線技師さんに会ったことはあったけれども、臨床検査技師さんや臨床工学技士さんはみたことがなかった。」というひとがほとんど。
　九州では唯一、看護学科、放射線技術科学科、検査科学科、医療工学科の4学科を有する本学だからこそ体験できる機会を活かし、夢に向かって自ら学び、行動する力をつけていただきたいと思っています。