令和4年11月4日、愛媛県県民文化会館で開催された第60回日本人工臓器学会大会において、大会賞の表彰式がおこなわれました。本賞は、同大会において、一般演題として提出された中から極めて優れたものについて授与される賞であり、医療工学科の岡原重幸 准教授が発表した「赤血球の形状変化による人工肺圧勾配の上昇」が優秀賞に選出されました。
　人工心肺やECMOなどの体外循環治療において、人工肺内圧の異常な上昇は、潜在的に重篤な合併症の一つですが、その正確なメカニズムは不明なままです。この研究では、その要因の一つとして、赤血球の形状変化に着目し、どのような形状が人工肺内圧を上昇させるかを実験によって実証しました。