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2022-09-09 イベント

南区こども大学2022(小学生対象の公開講座)を開催しました

南区こども大学2022(小学生対象の公開講座)を開催しました

 福岡市南区は、周辺に7つの大学と短期大学がある文教地区です。南区とこれらの大学は、2016年12月に包括連携協定を締結しました。
 そして、2017年に南区とこれらの大学が連携するイベントとして、それぞれの専門分野を活かして楽しみながら学べる小学生向けの体験講座『南区こども大学』がスタートしました。
今年度、純真学園大学では5つの講座を開講しました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

 

講座①外科手術を体験してみよう!【医療工学科】

 7月30日(土)に医療工学科では、小学生を対象に「外科手術を体験してみよう!」の講座を実施しました。場所は、医療工学科の実習室でもある2号館の3,4階で行い、教員4名と学生8名で10時から2時間程度行いました。
先ずは、みんなでどのような医療機器を体験するのか説明を聞き、各部ブースに班ごとに分かれ、手術着に着替えて記念撮影してみたり、手術着を来たまま医療機器に触れ、電気メスでとり肉を切ったり、除細動の操作、パルスオキシメータで酸素飽和度の測定、体のいろんな箇所の体温を測定、バルーンカテーテルを膨らせたりで楽しそうでした。
 将来は、お医者さんになりたい小学生もいて、未来の医療人がここから誕生するのではないかと楽しみです。
新型コロナ感染拡大対策で、みなさんマスクをしてもらい、受付で手指消毒、各ブースでは班で移動するたびに医療機器の消毒を行いながら実施いたしました。
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講座②実験して学ぼう!正しい手洗い【看護学科】

 8月5日(金)に公開講座「南区こども大学」を開催しました。「 実験して学ぼう!正しい手洗い。」 というテーマで小学生を対象に行いました。まず、白衣を着た子供達は「どんな実験するのかな?」などとワクワクした様子で“手洗いの大切さ”について、看護学生達の説明を聞いていました。その後、いつも自分達が行っている手洗いをして、洗い残しの確認を行うと洗い残しが意外とあることに驚いていました。
 次に、専門職の行う“衛生的手洗い”方法や、“なぜ泡立てないといけないのか?”、“なぜ爪が長いといけないのか”など学生からの説明を真剣に聞いていました。そして、習ったばかりの正しい手洗い方法を実施し、再び洗い残しを確認すると、ほとんどの洗い残しが無くなっていました!親子で喜んでいる姿が印象的でした。
 その他にもクイズやアルコール擦式消毒の方法の実施があり、楽しみながら手洗いの知識と方法を習得してもらえました。いつも行っている手洗いですが、“なぜ?”を、理解して正しく行えることが、「自分だけでなく周りの人も守ることにもなる」と説明してくれた学生の言葉を思い出し、今後も正しい手洗いを実践してくれることと思います。
 

講座③おへそのはなし~ママのお腹の中の赤ちゃんの様子を見てみよう~【看護学科】

 8月5日(金)に行われた公開講座「南区こども大学」(看護学科:母性看護学領域)が行われました。この公開講座では、小学生1-3年生の皆さんに、教員と大学生9名が「おへそのはなし」というテーマでお話をしたり、小学生の皆さんに体験をしてもらいました。
 小学生の皆さんは最初少し緊張していましたが、「おへその役割」や、「胎児の成長」の話を熱心に聞いて、積極的に質問してくれました。後半に入ると、大学生に教えてもらいながら新生児人形を抱っこをしたり、ミルクを飲ませたり楽しんで参加してくれました。そして小学生の皆さんと共に参加してくださった保護者の皆さんも自分が妊婦だった時、母親になりたての時を懐かしみながら参加されていた事がとても印象的でした。
 参加した小学生には看護師や助産師になりたいと言ってくれた子ども達も多く、この体験がより看護師や助産師への興味を持つきっかけになってくれたらと思います。
 

講座④病院の先生になってみよう~体の中を覗いてみると~【検査科学科】

 8月5日(金)に公開講座「南区こども大学」を開催し、小学生を対象に「 病院の先生になってみよう~からだの中を覗いてみると~ 」 (検査科学科)というテーマで行われました。
 白衣に着替えてもらった小学生達は、一生懸命教員の話や説明を聞いてくれていました。最初は超音波の機器を使い、中身を隠したゼリーにどんな果物が入っているか当ててみたり、実際に人のお腹にプローブを当てていろいろな臓器を探してみたりと、病院の臨床検査技師になったような雰囲気を楽しんでくれていました。
 その他にも眼底カメラで瞳の中を覗いたり、筋電図の機械を使い、筋肉が興奮するとその程度によってその活動電位が変化したりする様子にとても興味をもって楽しんでいてくれているようでした。
 参加してくれた子供達がこの事をきっかけに少しでも臨床検査に興味を持ってくれる事を願っています。
 

講座⑤X線の仕組みを学んで撮影して見よう!【放射線技術科学科】

 9月3日(土)に、小学生を対象とした公開講座「南区こども大学」を開催しました。開講したのは、放射線技術科学科による「X線の仕組みを学んで撮影して見よう!」です。
 こどもたちは白衣に着替えて大変楽しそうに講座に参加してくれました。講座①おうちから持ってきたものをX線で撮影して見よう!では、自宅から持ってきたものをX線撮影して「予想と違った!」とまじまじとX線写真を見つめていました。講座②クイズに挑戦!箱の中をX線で見てみよう!では、「難しい……!」と悩みながらもX線写真を見て箱の中身を予想しながら元気いっぱい解答してくれました。参加してくれたこどもたちは目を輝かせて、X線の不思議な世界を堪能してくれていました。
 今回の講座に参加したことで、X線だけでなく科学全般に興味を持ってもらえたら嬉しく思います。参加してくれたこどもたちの中から、ぜひ未来の医療人が誕生することを願っております。

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