6月27日、純真ホールに小笠原流礼法総師範  源如斉 岩見 菱礼（ｹﾞﾝｼﾞｮｻｲ ｲﾜﾐﾘｮｳﾚｲ）先生をお招きし、
～相手への温かなこころ遣いと品性のあるふるまい～と題して、ご講演いただきました。

「無躾は目に立たぬかは躾とて　目に立つならばそれも無躾」

小笠原流礼法は、「相手に対する『こころ』と、目に立たない自然な『かたち』が相まって礼法は成り立つ」と説いています。

　歌舞伎では、登場人物の性格や内面的な心情を「型」という『かたち』で、敢えて見せようとしますが、小笠原流礼法では、相手の気持ちを思い計らい、自分を目立たせず、こころを尽くした自然なふるまいを作法としています。
　この作法は、医療職者の基本とされる「コミュニケーション技術」の『傾聴』・『共感』と、同じ軸を持つものと考えることができます。

　講演を聴いた1年生全員が、日常生活の中でも、純真の心「気品」「知性」「奉仕」の精神を育み、社会へと飛び立つことを祈っています。