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2021-05-06 お知らせ

福島県双葉郡広野町より感謝状をいただきました

福島県双葉郡広野町町制施行80周年記念式典に参加

 平成29年1月に本学と「放射性物質の測定及び人体・環境への影響調査及び連携協力に関する協定」を締結した福島県双葉郡広野町が、令和3年3月に町制施行80周年を迎えられました。
 町制施行80周年記念式典に出席した新井正一教授(放射線技術科学科)は、放射性物質除染アドバイザーとしての活動を通じて広野町の復旧・復興に貢献したとして同町の遠藤町長より感謝状を授与されました。新井教授は震災直後から17回に渡って現地を訪問して調査研究及び除染作業の支援を行い、町民の健康福祉・放射線に関する相談にも対応して心のケアも行っていました。
 

福島県双葉郡広野町の復旧・復興に携わって10年

 2011年3月11日14時46分、東日本大震災に伴う津波が発生した。その津波により福島第一原子力発電所が浸水し、原発事故が引き起こされた。報道によると原発周辺では、土壌のみならず海洋からも放射性物質が検出された状況下で、震災で困っている方々や放射線に不安を抱いているいる方々に何かできないかと考え、福島に赴いたのが震災後2か月余りのとき。その後、2011年8月より2019年3月まで広野町放射線アドバイザーに就任させていただいた。広野町は原発から直線距離でわずか20kmの地点にある町である。その後、広野町と本学との間で『放射性物質の測定及び人体・環境への影響調査及び連携協力に関する学術協定』が締結され、復旧・復興の協力連携が図られた。
 広野町に訪問させていただくようになって早10年。今では町も目を見張るほどの復旧・復興を遂げてきたが、これからもずっと応援をし続けていきたいと考えている。
放射線技術科学科 新井 正一
 
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