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2021-02-01 お知らせ

純真学園大学の3つの先進的な取り組み

純真学園大学は、2011年4月に開学し、これまでの10年間、地域医療の発展に寄与することを目的として教育活動および研究活動を遂行して参りました。
本学はこの節目の時に、大きな変化をしていく時代に即応した次世代の医療人を育成すべく、将来構想に着手いたしました。手始めとして2020年度から3つの先進的な取り組みを開始しています。
 
 
  1. G検定の取得【人工知能AI技術を理解し活用できる医療人の育成】
 
G検定とは・・・
一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が、人工知能(AI)技術による産業の競争力を高めるために展開する認定資格です。
 
最新の医療機器には、より高精度な検査や診断を目的に人工知能(Artificial Intelligence : AI)技術が導入され、また独特な情報を持つ医療への効果的AI導入に対して、専門家の人材育成が不可欠となってきています。科目名「人工知能学」の中で数学・統計学・コンピュータを使った演習、e-learningによるスキルアップを図りながらG検定取得を目指します。

G検定の試験を受けるには、AI関連の知識ばかりでなく、高等学校数学Cレベルの計算力や法律的な知識もある程度まで必要になりますが、2020年7月には早くも初年度受講生のうち8名がG検定に合格しています。
 
 
2.日本医学英語検定の取得【医療現場での実践英語を修得】
 
日本医学英語検定とは・・・
日本医学英語教育学会が主催する医学・医療に特化した英語検定試験です。
 
グローバルという言葉が日常化して久しくなりましたが、今や日本に滞在する外国人は、一時的な観光なども含めると、年間で約3000万人とも言われています。そのため患者として来院する外国人も珍しくありません。ことアジアの玄関口である福岡においてはなおさらであると考えられます。本学では、科目名「英語Ⅲ」の中で、医学英語に特化した語彙、会話などを学修し、医学英語検定4級を取得します。
 
 
3.チーム医療のシミュレーション【机上のチーム医療から患者モデルを用いた実践へ】
 
チーム医療とは・・・
一人の患者に医師や看護師、医療技術者、その他の医療専門職が連携・協働して治療やケアに当たることです。
互いの専門性を尊重し、最大限の能力を引き出し合うことによって、最善の治療をおこなう医療現場のしくみです。
 
2019年8月に完成したMedical Learning Centerのシミュレーションルームを活用し、実際の医療現場での患者(例:脳梗塞、心不全、呼吸不全、各種感染症など)を想定し作成したシナリオを、学生、教員で編成されたチームで様々な状況への対応を実践します。本学では以前より展開しているIPE(多職種連携)教育のプログラムに追加し、応用力を兼ね備えた医療人の育成を目指します。

本学では看護学科・放射線技術科学科・検査科学科・医療工学科の4学科を同一キャンパスに有する強みを活かし、多職種連携教育を通じて職種間の相互理解を深め、患者中心の全人的医療を目指すチーム医療の一員として、平等な立場で連携・協働できる能力を育むことを目標としています。

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