福應 温(フクオウ アツシ)

プロフィール

氏名 福應 温
カナ フクオウ アツシ
所属 検査科学科
職位 教授
学位・学歴 博士(医学:大阪大学医学系研究科)

専門・研究内容

専攻・分野 生化学・分子生物学・病態医化学
研究テーマ ミトコンドリアDNA維持機構とミトコンドリア病
担当科目 生化学、生化学実習、遺伝子検査学、遺伝子検査学実習、医療英語、文献購読など(学部)、生体化学検査学特論、生体化学検査学演習など(大学院)

メッセージ

生命は膨大なエネルギーの消費によって維持されています。細胞内小器官のひとつであるミトコンドリア生体エネルギー分子であるATPの合成の場として生命維持に不可欠なものです。
そしてミトコンドリアはエネルギ-の産生だけでなく、様々な生体物質の代謝の中心でもあります。つまりミトコンドリアを知る事は生命の謎を解き明かすことにも通ずるのです。
それゆえミトコンドリア研究の成果に対してはこれまで多くのノーベル賞が授与されてきているのです。
私の研究グループでは核のDNAとは少し違ったミトコンドリアDNAの維持機構をとおして生命の不思議に迫ります。この知的好奇心の旅を一緒に歩みませんか。

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所属学会
日本検査医学会、日本臨床化学会、日本分子生物学会、日本遺伝学会、日本ミトコンドリア学会、日本臨床検査学教育学会
社会活動
九州大学病院特定認定再生医療等委員会委員、九州大学大学院医学研究院共同研究員
認定資格
認定臨床化学者(日本臨床化学会)、遺伝子分析化学認定士・初級(日本臨床検査医学会・日本遺伝子分析科学同学院)
主な学術論文
1) Scavenger receptor CL-P1 mediates endocytosis by associating with AP-2μ2.Biochim Biophys Acta. 2014.
2) Screen for mitochondrial DNA copy-number maintenance genes reveals essential role for ATP synthase. Mol Syst Biol 2014.
3) Mitochondrial transcription terminator family members mTTF and mTerf5 have opposing roles in coordination of mtDNA synthesis. PLoS Genet 2013
主な獲得研究費
1) 科研費(基盤C)ヒトミトコンドリアDNAの異常に関わる新規因子の探索と機能解析 2012年~2014年
2) 科研費(研究スタートアップ支援)ミトコンドリアDNAの維持に関わる新規遺伝子の機能解析 2011年~2012年3月