保健医療学部 検査科学科 Department of Medical Laboratory Science

2022年度
国家試験
合格率2023年4月現在

臨床検査技師

93.2%

2021年度
国家試験
合格者の就職率2022年6月現在

100%

開学以来8年連続

高度な技術と知識で活躍できる
臨床検査技師」育成

臨床検査に関する専門的知識と技術の基本をしっかりと身につけるとともに、
他学科と連携することで、
豊かな人間性や倫理観、コミュニケーション能力など、
チーム医療の一員にふさわしい知性と教養を身につけた臨床検査技師を育成します。

3つのポリシー

臨床検査技師とは?

臨床検査技師は、医師が患者の身体の状態を把握するため、医師の指示の下に様々な検査を行います。
医師は、その結果をもとに診断や治療を行うため、臨床検査技師の仕事は医療現場においてとても重要性の高いものになります。また、高い専門性を持った技師が検査を行うことにより、患者が症状を自覚する前に異常をとらえることもあり、病気の早期発見などにつながります。チーム医療の必要性が高まる中、このように専門性をもった臨床検査技師の需要は高まっています。

取得できる学位と資格

取得学位
  • 学士(保健衛生学)
取得資格
  • 臨床検査技師国家試験受験資格

    本学科の課程を修了すると、臨床検査技師国家試験の受験資格が得られます。

  • 食品衛生管理者(国家資格)・食品衛生監視員(任用資格)

    本学科で所定の課程を修了すると取得できます。

  • 健康食品管理士受験資格(健康食品管理士認定協会認定資格)

    病院施設をはじめ、各種研究施設・食品会社などでは、健康食品の効果や安全性に関する専門的知識をもつ健康食品管理士が求められており、基礎医学・臨床検査学を広く学んだ臨床検査技師がまさに適任。
    健康食品管理士認定協会が認定する資格で、本学科の課程を修めて、さらに指定した科目を追加履修すると、受験資格が得られます。

  • 第2種ME技術者(日本生体医工学会認定資格)

    ME機器などの保守・安全管理の専門知識と、また実療に応用しうる知識が得られます。
    在学中に取得可能です。

  • 中級バイオ技術者認定試験受験資格

    日本で最も歴史の長いバイオ技術関連の認定資格試験です。生化学、分子生物学、微生物学、遺伝子検査学など、出題内容は臨床検査技師国家試験と重なります。
    中級は大学2年から受験できるため、卒業後の進路選択の幅が広がるとともに、国家試験に向けた準備にも有用な認定試験です。

純真学園大学
取得資格への取り組み
  • 本学では国家試験対策委員会を設置し、合格率100%を目指しています。
    また、各学科と連携しつつ、学年の進行に則した支援計画を整え、特に臨地実習中は実習進度別にあった模擬試験を企画しています。
  • 本学では、授業の質を向上させる目的で、学生による授業評価及び教員の相互授業参観を行っています。
充実の国家試験対策

目指す進路

臨床検査技師

  • 病院

    病院

  • 臨床検査センター

    臨床検査センター

  • 医療・化粧品関連企業

    医療・化粧品
    関連企業

  • 大学・企業などの研究機関

    大学・企業などの
    研究機関

  • 大学院進学

    大学院進学

  • 労働衛生分野

    労働衛生分野

  • 健康食品分野

    健康食品分野

  • 警察鑑識・科学捜査研究機関

    警察鑑識・科学捜査
    研究機関

万全の就職サポート

学びの3つのポイント

  • POINT1
    チーム医療で
    自らの専門性を理解する

    本学では、4年間を通して、チーム医療を学びます。
    他学科や提携医療機関との連携、臨地実習により、チーム医療の一員としての自らの役割を理解し、幅広い知識を習得していきます。

    チーム医療とは?

  • POINT2
    ”医療”を通した地域の方との交流で目指す職種の重要性を知る

    本学では医療を通して、地域の方々との交流を目的としたイベントや公開講座を行っています。直接地域の方と関わることによって、自らの職種の重要性を実感し、学ぶ意欲が高まります。

    地域貢献事業

  • POINT3
    臨地実習で現場を知る

    本学科では、3年次に臨地実習を行います。
    福岡市を中心として福岡県内、九州地区の臨床実習先で、現場を知ることができます。それぞれの現場で必要な特性を学び、実践力を身につけます。

    主な実習先

4年間の学びのステップ

4年間の流れ

  • 1年次

    医療人としての
    基礎固め

  • 2年次

     検査科学の
    基礎固め

  • 3年次

    検査科学の
    応用と実践

  • 4年次

    医療人としての
    実践能力養成

インタープロフェッショナル(IP)教育

  • 1年次

    医療連携の基礎

  • 2年次

    医療連携の構築

  • 3年次

    臨地実習

  • 4年次

    総合チーム医療

実践力を高める充実の実習環境

各分野に新しい実習実験機器を用意。特に形態検査学系では高解像度を誇るライカ社(ドイツ)の生物顕微鏡、蛍光顕微鏡を配備し、生理機能検査学系では磁気共鳴画像(MRI)装置を学内で実習することができます。

  • 生化学自動分析装置

  • 形態検査学系実習機器

  • 生物化学検査学系実習機器

  • 超音波診断装置

主な実習先一覧

  • 国立病院機構九州医療センタ―(連携施設)
  • 九州大学病院
  • 佐賀大学医学附属病院
  • 長崎大学病院
  • 大分大学医学部附属病院
  • 宮崎大学医学部附属病院
  • 鹿児島大学病院
  • 福岡大学病院
  • 国立病院機構九州がんセンター
  • 国立病院機構福岡病院
  • 国立病院機構大牟田病院
  • 国立病院機構東佐賀病院
  • 地域医療機能推進機構久留米総合病院
  • 地域医療機能推進機構福岡ゆたか中央病院
  • 九州中央病院
  • 広瀬病院
  • 千早病院
  • 済生会福岡総合病院
  • 福岡市立こども病院
  • 日本赤十字社福岡赤十字病院
  • 白十字病院
  • 那珂川病院
  • 朝倉医師会病院
  • 宗像水光総合病院
  • 新中間病院
  • 飯塚病院
  • 九州労災病院
  • 健和会大手町病院
  • 新小倉病院
  • 製鉄記念八幡病院

学科長メッセージ

検査科学科長 / 教授大隈 雅紀

幅広い知識を持ち多様な臨床検査に対応できる臨床検査技師を育成したい

臨床検査の仕事の分野は広く、医療においては病気の診断や治療に直結しており欠かせないものです。安全・安心でかつ最適な医療を推進する上で、臨床検査はますます重要になっております。臨床検査は、大きく分けて検体検査と生理機能検査の2種類に分けられます。 検体検査は,患者様から尿、血液、組織などの検体(材料)を採取し、それらを化学的あるいは形態学的に検査するものです。 生理機能検査は、超音波検査、心電図検査、脳波検査、呼吸機能検査などがあり、患者さんの体から直接情報を記録して体の状態を調べます。さらに採血業務、新型コロナウイルス検査の検体となる鼻腔・咽頭拭い液の検体採取などに加え、2021年に法令改正が行われ、タスク・シフト/シェアを推進する臨床検査技師の業務はますます拡大し、臨床検査技師の地位向上、専門性の追求につながります。

将来、臨床検査技師としてその資格を生かして社会で働くことは大変やりがいのある仕事だと思います。現代の医療はチーム医療です。当学科で協調性、感性、コミュニケーション力を養い、将来の医療チームの一員としての活躍に備えてください。

医学・医療分野に興味があり、何事にも前向きに取り組む、好奇心旺盛な学生を希望します。また、大学時代は学問だけでなく、様々な人々との出会いや、様々な経験を通して人間力を形成してください。

純真学園大学検査科学科で臨床検査技師を目指し、充実した学生生活を送ってみてはいかがでしょう。

教員情報